あとの人生おまけやん

小学校1年の時に三崎川の堰堤(川を堰き止めるダムの様なもの)に吸い込まれた事がある。

水中メガネを付けていないはずなのに水の中の景色がクリアに見える。
人間の脳は普段、数%しか使っていないという話があるが、その時は恐らく結構使ったのか、そんな不思議現象を体験した。

小さな穴。
曲がりくねった構内。
何故助かったのか不思議なくらいの状況。

発見が早くすぐに引っ張り出して貰えて一命は取り留めたが、救出が遅れていたらと考えたらゾッとする。

余談だが、その時に膝の肉が欠損する程の傷を負ったが、不思議な事に毎年その部分を怪我して肉が欠けるというまたまた不思議な事が高校卒業まで続いた。


ある飲み会でその話をしたら
「あとはおまけみたいな人生やね」
と言われた。

何か知らんが、物凄く腑に落ちた。

「あ、そうか。めちゃめちゃおまけやん。俺の人生って」
と言葉がスッと心に入ってきた。

必死に生きると視野が狭くなる。
そしたらだんだん手堅くいこうとしてゆとりが無くなり頭が凝り固まり足が石になる。

いやいや。
あとの人生はおまけやん。

そう思うと、ちょっと我儘してみようかな。
と余裕と勇気が出る。


おまけみたいな人生。
もっとやれると鼓舞する夜に蛙鳴く。

ほいたら、また。

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