近説遠来
近説遠来(近くに住む人が喜ぶような町には噂を聞いて人が集まる)。
観光業に携わる中で土佐清水市に足りないなと思う部分である。
土佐清水市は地質的にも非常に多彩でありこれだけの狭いエリアに様々な特徴を持つ地域は日本でも珍しいという事は近年取り組んでいるジオパークの効果もあり多少知るところとなった感がある。
しかし、それによる恵みや私たちの暮らしがどう繋がっているかについては多くの人が知らない。
その恩恵として魚や野菜が新鮮で美味くて当たり前。と思っている人は少ない。
これが当たり前という贅沢には気づけない程、土佐清水市は豊かである。
神戸や東京でチェーン展開する土佐清水市ワールド。
この前、高知に本店ができ話題になったので知る人も多いかと思う。
この店が何故、これだけチェーン展開できているか。
もちろん企業努力の賜物なのだが、土佐清水市の食が評価されているという点が非常に大きい。
やはり食べる人が食べると、土佐清水市の魚は他の地域とはまた一風違った味わいがあるそうで、評価が非常に高い。
魚もそうなら野菜もやはり評価が高い。
潮風や日照バランス。先程の地質的要因等、様々な自然要因が重なり、土佐清水市は豊かな土壌となっている。
しかし、残念ながらいくら遠い人が評価してくれても、住んでいる人間がこの豊かさに気づいていない。
そりゃ、いるにはいるが余りに少ない。
この豊かな土壌、そこから受ける恵みに自信と誇りを持ち、それを堂々人に自慢できる人作り。
それが今、強烈に足りていない。
今、残念ながら毎年数百人の社会減(死亡など以外の要因で人が減る)が出ている。
働く場所、働きたい職業。選択肢が若い人には少ない現状があるのは仕方がない部分ではある。
では、逆に出ていく人にしっかりと土佐清水市自慢をしてもらってもらえれば、ある意味非常に大きな宣伝効果になるとは考えられないだろうか。
ただ、話は前途するが土佐清水市を出ていく人が土佐清水市を理解して出ていってない現状では、それはできていない。
土佐清水市を知り、土佐清水市を誇り、土佐清水市を自慢できる人間。
そんな人間を一人でも多く育てる事こそ、土佐清水市の観光しかり産業しかりを照らす光になると私は信じている。
土佐清水市に生きる人間が喜んで土佐清水市で生きられる様にするにはどうすればいいか。
一緒に考えていきませんか。
ほいたら、また。
