恐怖

先程【安かろう悪かろう】について書いた。
人は金でしか動かないかのような印象を受けたかもしれないが、決してそうではない。

自身の満足する暮らしがあれば、きっと金だけではなびかない。
しかし、満足する暮らしができていなければ紙幣市場主義の現在では多くの人は金と暮らしを天秤にかけるだろう。という話だ。

逆に言うとそんな天秤を持ち合わせない人はある意味、最強だと思う。
バカと天才は紙一重とは正にそれだ。

人は恐怖によって生かされて進化した。
一人だと危ないから群れをなした。
群れをなしたから猟が効率的に行えコミュニケーション能力が発達した。
危険を察知し共有できたからこそ種を増やし続けられた。

いつしかその恐怖を使う事を覚えた一部により多くの人間が支配される世の中になった。
恐怖により人は争い、恐怖により需要を産み、恐怖により統率した。

だから、恐怖を恐怖と感じない者は異端児として世間から虐げられる。
そんな人間が自分達よりもよい暮らしをしようものなら、常識がないと叩き、アイツはバカだと言いふらし、失敗しようものなら、それみたかと笑う。

私たちは弱い。
恐怖と戦う日々なのである。
安定という目には見えない絵空事を追い、失う恐怖と戦う日々だ。

小賢くなった私たちは紙幣市場主義の世の中でどう生きるか。
永遠のいたちごっこである。

ほいたら、また。

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