何気無い言葉に救われた話。
私はシャイな人間である。
面と向かって意見をぶつけ合うというのが苦手であり、人から批判されるのが苦痛であり、本心で語り合うというのが難しく、常に自分の中に苛立ちを纏い塞ぎ込むのである。
積もり積もった負の感情が心に収まらなくなってしまったのだ。
その時、自分でもよくわからないのだが、その時、私の口から自然と出てきた言葉がある。
「大丈夫大丈夫。なんとかなる。なんとかなる。」
思いもよらず己の口からこぼれ落ちた言葉に私は心底救われた。
「ああ、なんとかるのだな」
そう思うと、心がスッと楽になった。
冷静に考えると【なんともならない】という状況はそうない。
仕事で失敗しても、知人とトラブルになっても、家庭で不和が起きても生きていくうえでは【なんとかなる】のだ。
生きるという根本に立ち返り、死をもって終わりとするならば、その終わりこそ【なんともならない】であり、それ以外は【なんとかなる】のである。
私はこの言葉をひとつ合言葉にする。
大なり小なり目の前のストレスや苦難に対峙した時、しっかりと口に出して行く。
「大丈夫大丈夫。なんとかなる。なんとかなる。」
この当たり前の気づきが嬉しくて。
この当たり前の言葉が嬉しくて。
私はこうして書き記す。
なんとかなるよ。

